体験談が少なく不安でしたが、行ってみると人が多く賑やかな現場でした。
ベテランの方もいらっしゃいますが、若いアルバイターが多く、
同じボラバイターも常に数名いる状態なので、馴染みやすい環境です。
男女比は9:1ほどで、男女隔たりなく陽気なコミュニケーションが飛び交い、
海の上では下ネタも爽やかに聞こえました(笑)
主な仕事内容は、
・生簀での網の交換、養魚の移し替え、出荷作業など、
・港での網洗い、網縫い、掃除などでした。
(3~5月は仕事場を移動し、沖へ漁に出たり餌やりなどの仕事に変わるようです。)
体力仕事が多いですが、常にチームワークで協力しながら作業するので心配はいりません。
特に女性は配慮してもらう場面が多く、手先を使った細かな作業にまわることもありました。
また漁業ではロープを使う作業が多く、様々な結び方を覚えます。
その都度教えてもらえますが、結べなければ仕事にならないので、
質問したり復習したりする積極的な姿勢が必要となります。
住む場所は自然が多く静かな田舎ですが、
近くには観光地や銭湯、居酒屋や図書館など娯楽も多く、仕事の疲れはすぐに癒せます。
海の上は冷えるので、銭湯は毎晩集会場のようになっていました(笑)
寮にはアメニティが揃っているのですぐに生活できます。
女子寮は広く清潔でとても快適でしたよ。
現代の食を支えている養殖漁業の現場を経験できたことは、何よりの財産となりました。
食糧問題の中、未来の食をどう選ぶのか指針の参考にたいです。
また大きな鰤の群れが泳ぐ圧巻の迫力には、生き物への畏怖の念を取り戻すことができ、
命を頂く瞬間に直面する度に、自分の生き方を反省する機会となりました。
共に働く仲間は、生涯漁師の方もいれば、漁師を目指している方、
副業にしている方、移住してきた方、旅をしている方、生き方を探している方、、、
様々な目的を持ち、互いを尊重し、皆が多様性を楽しんでいました。
自信がなくても、やりたいことが分からなくても、行ってみたら得られるものがたくさんあります。港にはのんびり生きる野良猫がたくさんいるので、癒されこと間違いなしですよ☆