「ちょっと農業体験に…♪」なんて、気軽な気分で乗り込みましたが、実際は想像以上にハードでした。
それは、体力面もそうでしたが、何よりスピードを重視しなければならないことでした。どうやったら効率よく、長く作業を続けられるか、それを常に考えながらやらなければならない仕事は、「ただやればいい」という単調作業とは全く違ったものでした。

ですが、ここでの生活では、普段自分が味わえない幸せを多く与えて頂きました。食事は基本まだ小学生の子どもたちが準備してくれます。何人分もの食事を作るのは、大変だと思います。それでも楽しそうに、一生懸命作ってくれます。彼女たちの「ごはんですよ～」を聞くのがとても楽しみでした。

そして、みんなで食卓を囲み、ごはんを食べ、他愛のないことで笑う。
そんな、一見何でもないような生活がとても楽しく、幸せでした。たった１週間でしたが、家族になれた気がしました。