2016/2/18~3/17 女性 25歳

大学卒業から内定先の会社に就職するまでの1ヶ月間、農家-newにお世話になりました。これまで都市部で生活してきた中で「普段自分が食べているものが、どのように作られているのかを知りたい。そして、都市部とは違う暮らし方を経験してみたい。」という思いを持ったことが、応募のきっかけでした。

飛行機と船を乗り継いで、ついに到着した島の船着場に、農園の奥さんが迎えに来てくださったときのワクワク感ははっきりと覚えています。到着すると、20代から30代の数名のボラバイターがいました。元栄養士さん、長年やった仕事をやめて自分探しに来た人、これまで数ヵ所の農家を経験してきたベテランの人、長期休みを利用して来た大学生、農家-newのリピーターの人など、農業の経験値や人生のバックグラウンドは様々。

私がいた春の時期は、じゃがいもとスナップエンドウの収穫期でした。土の上に座り込んでじゃがいもに付いた土を落としたり、ハサミを使ってスナップエンドウを収穫したり、仕事はもちろん大変で、最初は腰が痛くなったりもしました。でもこの経験を通して、今までスーパーで何気なく買っていた「じゃがいも一袋」を作るまでの大変さを、ほんの少し理解することができたように思います。

仕事終わりには、農園の倉庫を会場にしてみんなでバドミントン大会をしたり、島の端まで車を走らせて星を見に行ったり、都市部でせかせかと生活をしてきた私にとってこれまでしたこともなかった時間の使い方や楽しみを教えてもらいました。

農家-newは、入ってすぐに社長(ボスと呼ばれている)がその場であだ名を決めてくれます。忙しいはずの奥さんが毎日全員分のお弁当を作ってくれたり、ボスの親族が営む車の整備工場の方と一緒に映画を観たり、仲良しのサトウキビ農家のおじさんがご飯に連れて行ってくれたりと、島ぐるみ・家族ぐるみで正面から向き合ってくださいます。そんな環境だったからこそ、今後の人生の糧となるたくさんの学びがあったと思います。

ボラバイトの応募をご検討されている方、ぜひ農家-newで新たな出会いや体験をしてみてください。