2017/3/12~3/31 男性 35歳

仕事の長期休暇中、南の島と農業をキーワードに探し応募しました。

私が沖永良部島に着いた日は、たまたま島のジョギング大会+フェスティバルの日でした。寮に着くと皆ジョギング大会に参加や応援に行って不在とのことで、私も夜はフェスティバルのライブか、浜辺でバーベキューかどちらに行くか聞かれ、まだ働く前からちゃっかりライブを観に行きました。(メインは奄美大島出身の城南海さんでした。)後には休みの日に地元の高校のエイサーの卒業公演にも連れて行ってもらえたのも嬉しかったです。

仕事はと言えば主にジャガ芋拾いとその選別です。知らない名前のジャガ芋がたくさんあり、赤いジャガ芋も数種類あり驚きました。同じ成分の土でも畑の場所によって良し悪しがあり、天候によっても思うように作業が進まなかったりと、実際に来て触れてみて分かる農家の難しさを感じました。集めた重い芋を運んだり、大量に流れてくる芋を選別したり大変なこともあったのですが、振り返ってみて全く嫌な思い出ではないことは今思えば不思議なことです。きっといつの間にか生まれてくるチームワークと受け入れ先からのねぎらいが熱かったからでしょう。

三度の食事は美味しく、カレーや丼ものが主でしたが、時にジーマミー豆腐、島らっきょうの天ぷら、ミミガー、パパイヤの漬物、鶏飯(けいはん:奄美諸島郷土料理)など南の島ならではの食事を家庭料理として味わえ観光で来るより余程良いと思いました。また残業があった日などはビールを差し入れてくれることもあり、当然ながら仕事終わりの冷たい一杯は格別でした。

車も快く貸し出して下さり休みの日には、田皆岬や屋子母ビーチといった名所に行くことができました。電車がなく、バスも限られている環境では大変助かります。

年齢を気にしていたのですが、20代を中心に、10代から40代まで様々な人が様々な動機で訪れていて、此処でしか会えない出会いもありました。芋を拾いながら世代を超えて談笑できたのが一番有意義だったとも思います。忙しい間を縫って歓送迎会もやって下さり有難かったです。子供さんとも仲良くなります。

赤土の畑と島の緑と青い海が絶妙なコントラストを形成し美しく、沖縄本島の海とも又違った美しさがあると思います。汗をかいて畑から見る海の水平線が忘れられません。気持ちの良い風が吹いた日には尚更最高でした。また訪れたい!そう思います。